新型コロナウイルスをはじめ、インフルエンザなどさまざまな感染症があります。
しかし、換気ができていて空気の流れがあれば、感染しにくくなります。
密ができてしまい、空気の流れも悪く二酸化炭素が多い場合、一気に感染症にかかりやすい空間ができてしまうのです。
換気は大切ですが、真冬などずっと窓を大きく開けておくわけにもいかないでしょう。
こちらでは、正しい換気は何分するのかや対策方法について紹介していきます。
換気しないとどうなる?
よく新型コロナウイルスの対策としても、「換気が大切」と言われています。
もし換気しないとどうなってしまうのでしょうか。
換気の重要性について紹介していきます。
集団感染が起きてしまう
特に人が行きかう場所やその場に何人もが留まるような空間では、換気をしないと集団感染が起きてしまいます。
新型コロナウイルスは、ニュースなどで連日のように新規感染者数を発表していますが、その中のクラスターの発生件数も集団感染を表しています。
換気をしているつもりでも、やり方が間違っているといつの間にかウイルスが充満してしまいます。
新型コロナウイルスに関しては空気感染しないと言われていますが、それでも感染者の飛沫が短時間空気中を漂います。
この時に飛沫を吸い込んで、知らない間に感染してしまうおそれは十分にあります。
二酸化炭素の濃度が高くなる
少量の二酸化炭素の量であれば、そんなに人体へ大きな影響を与えることはありません。
しかし、二酸化炭素の量が増えていった時、人間にとって良くないものとなります。
濃度が高くなることで、ぼんやりして倦怠感に襲われてしまったり、頭痛が起きて辛くなってしまったりします。
中には耳鳴りのような症状が現れる人もいるくらいで、濃度が高くなってしまって良いことはありません。
新型コロナウイルスが流行る前から、オフィスで働いていて「急に眠気に襲われる人」や「苦しいと感じる人」は多くいました。
これはあまり換気について重要視されず、二酸化炭素の量が多い中で過ごしていたために見られる症状です。
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換気のポイントとは?
新型コロナウイルスなどの感染症のほかにも、二酸化炭素の濃度が高いと体に良くないことがわかりました。
対策をするためには換気が重要です。
この時、自分達の感覚で換気をしてもしっかりと空気の交換ができていない可能性があります。
換気のポイントを押さえておきましょう。
部屋では対角の窓を開ける
換気をする時、とにかくどこかの窓を開けておけば良いと思っているかもしれません。
窓を開けていれば確かに外の空気は入ってきますが、1ヶ所しか開いていないと空気が流れません。
部屋の中の空気が循環しないので、二酸化炭素や感染症につながる菌が滞ってしまう可能性があります。
必ず窓は対角に2ヶ所開けて、空気が自然と流れるようにしましょう。
窓を開ける回数は増やす
換気をしっかりと行いたい時には、窓を開ける回数は多いほうが効果的です。
真冬などは寒くてなかなか窓を開けたい気持ちにはなりませんが、1時間に数分しか開けていないと換気が不十分になってしまう可能性があります。
たとえば、1時間に10分窓を開けて換気をするよりも、1時間の間に5分の換気を2回するほうがより新鮮な空気に変えられます。
こまめに換気すると良いので、回数は増やしましょう。
窓が1つしかない時の対策
必ず部屋に2つ以上の窓が付いていると限らず、1つしかない場合もあるでしょう。
この時仕方がないからと1つしか窓を開けていない場合、空気がしっかりと流れずに終わってしまいます。
部屋のドアを開けてさらに扇風機を窓の外へ向け、対角で窓を開けた時のような状態を作りましょう。
窓が1つしかなくても2つある時と同じように、空気が流れていきます。
風の入れる方向は小さくする
対角に窓を開ける時、同じ大きさに開けてしまうよりも効率良く換気できる方法があります。
それは、風の入れる方向は小さくしておき、出す方法を全開にして大きくしておく方法です。
風の入れる方向が大きいままよりも小さくしてあげることで、勢い良く空気が入ってきます。
勢いがあればその分菌なども流れていきやすくなるため、効率良く換気ができます。
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正しい換気は何分?
こまめに換気をすると良いと聞いても、詳しく正しい換気は何分すると良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。
正しい換気は30分に1回以上を数分程度し、窓を全開に開けることです。
そして、ビル管理法の考え方に基づく必要換気量(1人あたり毎時30m3)が確保できていることも条件に入ります。
部屋の中の二酸化炭素の含有率も1,000ppm以下でなければなりません。
単純に何分換気したから絶対にきれいな空気になっているということではなく、さまざまな条件が揃って正しい換気となります。
もし換気した後10分後に二酸化炭素の量が1000ppm以上になってしまったら、30分経っていなくてもすぐに換気する必要があります。
こまめに数分の換気を繰り返しましょう。
正しい換気の3ポイント
- 換気回数(部屋の空気がすべて外気と入れ替わる回数)を毎時2回以上(30分に1回以上、数分間程度、窓を全開)すること。
- ビル管理法の考え方に基づく必要換気量(一人あたり毎時30m3)が確保できていることを確認すること。
- 二酸化炭素の含有率1000ppm以下にすること。
対策方法
感染症にかからないような空間を作るためにも、こまめに換気をするなど対策が必要です。
しかし、実際目に見えて二酸化炭素が多いというのはわかりません。
空間の状態が悪いというのを見える化しなければなりません。
三弘のcooTHがおすすめ
二酸化炭素の量がどの程度になっているのか、換気の目安を簡単に知ることができるcooTHを使いましょう。
二酸化炭素を測る製品は、さまざまなメーカーから出ていますが、cooTHは圧倒的な精度を誇ります。
精度が高くないと本当は二酸化炭素の濃度が高くなり換気が必要なのに、計測器からアラートが鳴らない可能性もあります。
厚労省と内閣官房推奨のNDIR方式デュアルビームセンサー+温度補正センサーのトリプルセンサーを搭載しているので安心です。
どこでも二酸化炭素が見える化
オフィスなどでは複数の部屋があり、一つひとつの二酸化炭素の濃度を把握するのは大変です。
しかし、cooTHを使えば、マルチプラットフォームでどこにいても換気の状態がわかります。
監視している部屋の一つだけが二酸化炭素の濃度が高くなりすぎている場合も、すぐにお知らせしてくれます。
タブレットなどで確認すれば、どの部屋の二酸化炭素濃度が高い状態か一目でわかり、すぐ換気に取り掛かれるのです。
ずっと部屋の中にいなくても、換気状況もすぐにわかります。
さまざまな機器で確認できる
先進的なセンシングテクノロジーを利用し、高精度な結果をさまざまな機器で確認できます。
タブレットのほかにもスマートフォン、パソコン、サイネージですぐに測定値を確認可能です。
移動中などもスマートフォンを開けば、部屋の二酸化炭素の濃度がすぐにわかります。
歴史も長く取引先も多数ある
cooTHを製造している三弘は、計測技術のプロフェッショナルとして70年以上の歴史がある会社です。
大手自動車や電機メーカー、大学などさまざま取り引きをしています。
歴史もあり信頼のおける会社だからこそ、高精度で使いやすい製品を提供し続けることができているのです。
警告もしてくれる
二酸化炭素の濃度が危険な数値になっていても、表示だけが出ている状態であれば気が付かない可能性があります。
cooTHは、二酸化炭素の量が1,000ppmを超えると、メール通知や音声警告を受け取ることが可能です。
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まとめ
新型コロナウイルスをはじめとした感染症や二酸化炭素の濃度による体の影響を考えると、換気はとても重要です。
正しい換気は、30分に1回数分を最低ラインとしてこまめに行うのがコツです。
何分にとらわれず、1,000ppmを超えたら必ず数分の換気をしましょう。
二酸化炭素の濃度を見える化するためにも、二酸化炭素濃度計の「cooTH」を上手に活用し、きれいな空気を維持しましょう。