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IoTの活用で加速する、陸上養殖とは?

IoTの活用で加速する 陸上養殖とは?

養殖といえば、鯛やフグ、ブリやはまちなどの魚の養殖、牡蠣やホタテ貝など貝類の養殖、海苔の養殖などがイメージされます。
いずれも海で行われるものと思われていることでしょう。

ですが、近年海ではない内陸で生け簀を設けて魚介類の養殖を行う、陸上養殖にチャレンジする事業者が少しずつ増えています。

IoTの活用で加速する、陸上養殖とはどんなものなのか、従来の海面養殖との違い、メリットやデメリット、課題を解説していきます。

陸上養殖をスムーズに行うために欠かせない技術として注目されている、スマート養殖についても見ていきましょう。

陸上養殖とは?

陸上養殖は海ではなく、海のない内陸部で生け簀などを整備し、人工的な環境下で養殖を行うものです。

大きく2種類に分けられ、かけ流し式と閉鎖循環式があります。

かけ流し式は、天然環境から湖や河川の水や海水などを継続的に引き込んで、魚介類を育てるための飼育水として使用する方式です。

以前からマスやイワナ、アユなどの淡水魚の養殖に活用されてきた技術です。

近年では、さらに海水魚の陸上養殖として、海水を引き込み、ヒラメやトラフグ、アワビなどのかけ流し式陸上養殖を行う業者も見られます。

閉鎖循環式とは、飼育水をろ過システムで浄化しながら循環利用していく方式です。

近年、回転寿司をはじめ多くの需要があるサーモンをはじめ、バナメイエビやトラフグなどで行われています。

海面養殖とは

海面養殖には小割式、築堤式、垂下式、地まき式があります。

小割式は、洋上に網で囲んだ生け簀を作り、魚ごとに小割して育てる方式です。

同じ魚の網をいくつも作ることができますし、はまちの養殖と鯛の養殖と同じ場所で小割して育てることもできます。

築堤式は、海の一定エリアに堤防を作ることや湾を網で仕切って魚を養殖する方式です。

垂下式は、牡蠣やホタテ、真珠貝、ワカメなどの養殖で採られる方式で、筏から吊すことやバールネットを張って貝や海藻を吊します。

食餌は主に海中のプランクトンで賄われるので、海の環境が重視されます。

地まき式は、ハマグリなどの養殖で用いられており、砂浜に稚貝を撒き、大きく育てていく方式です。

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海面養殖の課題

陸上養殖が注目されるようになった背景として、従来の海面養殖が抱えてきた課題が挙げられます。

海面養殖では、海の環境が重視されます。

波が穏やかでプランクトンなどが多いなど、魚介類が育ちやすく、作業員が安全に作業がしやすい環境が不可欠です。

養殖に適した静穏な沿岸域は限られており、生産量の拡大は簡単にはできません。

海を汚さないよう、潜水作業での網生け簀の清掃や斃死魚の回収など、手間も労力もかかります。

万が一怠れば、海洋汚染につながる大問題です。

養殖魚のコンディション管理も徹底しなくてはならず、食べ残したエサや排泄物で周辺の海の水質を悪化させるリスクがあります。

水質が悪化すれば、疾病などによって魚介類が死滅するリスクも高まります。

予防のために薬剤を散布すれば、海の水質悪化につながるなど悪循環です。

また、自然環境の変化や自然災害による被害も発生しやすいです。

赤潮の発生により死滅することや地震による津波被害で養殖ができなくなるなど、人間の力ではなかなか対処が難しい、自然の影響を受けやすいのも課題になっています。

陸上養殖のメリット・デメリット

これに対して、陸上養殖は内陸の人工的な生け簀で管理されるので、自然環境の汚染リスクが少ないです。

設備やシステムを整えることで、作業者の清掃等の負担も軽減できます。

エリアが限られる海面養殖と異なり、海や川などがない内陸部でも閉鎖循環式陸上養殖が可能です。

新たな特産品を生み出し、町おこしや村おこし、働く環境の提供などにもつながるメリットがあります。

海での作業がないので、作業員もより安全に働くことが可能です。

内陸部は消費者市場とも近いので、流通もスムーズで新鮮な魚をすぐに販売することや加工場などに持ち込むことができます。

地産地消や流通の効率化を図ることで、二酸化炭素の排出量を抑えられれば、環境保護にもつながるのもメリットです。

一方、陸上養殖のデメリットとして、施設の設置や整備のイニシャルコストや電気代や燃料代などのランニングコストが高いことが挙げられます。

停電などのトラブルが発生するとシステムが動かなくなり、魚が死滅するなどのリスクがあるのも課題です。

スマート養殖とは?

スマート養殖とは、IoT をはじめとしたICTやAI、ロボット技術などを活用し、養殖作業の効率化や生産性の向上を図る方法です。

海面養殖に用いることもできますが、主に陸上養殖を行うための技術として注目されています。

陸上養殖では設備投資やエネルギーコストが海面養殖より高いため、いかにコストを抑えるかが課題です。

コストが抑えられないと、販売価格も高くなり、消費者や事業者の需要にはなかなか結び付きません。

そこで、スマート養殖を通じてコストダウンを図り、より効率的で無駄のない方法で高品質な魚介類を育て上げることが模索されています。

どのようにIoTを活用したのか

IoTやAIを用いることで、従来の海面養殖やかけ流し式養殖などで行われていた、自然環境に左右されることや人間の経験や勘だけに頼らない、分析や科学にもとづく養殖が可能です。

たとえば、水温や水流をはじめ、給餌量などを過去の記録の分析やその日の気温や天候などに合わせて自動的にコントロールできます。

知識が少ない方でも作業がしやすくなり、健康管理もしやすく、無駄にエサを与えることもなくなります。

魚介類が健やかに育ちやすくなり、エサ代や薬代なども抑えられるのがメリットです。

AIとIoTを生け簀に配することで、魚の状態や水温、溶存酸素などの変化を24時間365日監視し、自動もしくは遠隔操作で給餌や清掃を行うことやろ過など飼育環境の最適化ができます。

遠隔操作や自動化が進めば、携わるスタッフの人数も少なく済み、場所が離れた場所からも管理ができます。

少子高齢化で人手不足が問題となり、労働環境の効率化が求められる時代にも最適な方式です。

また、スマート給餌機を用いれば、AIにより魚の食欲を解析し、自動で適切な量を、適切なタイミングで与えられるようになります。

生け簀で泳ぐ魚の映像を、遠隔カメラを通じてIoTでリアルタイムに確認しながら、給餌機をリモート操作することや自動給餌が可能です。

また、AIを通じて成長予測を行うことや需要分析などを行い、計画的かつ安定的に生産を行い、在庫を抱えるリスクも減らすことができます。

IoTとAIを駆使して自動化された養殖システムはパッケージ化されていることも多く、導入にはコストがかかりますが、いったん整備できれば、その後のランニングコストを減らし、効率的かつ安定的に養殖ができます。

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まとめ

陸上養殖は、従来の海面養殖とは異なり、海がない場所で生け簀を整えて行う養殖のことです。

大きく分けて天然環境を利用したかけ流し式と、水をろ過しながら行う閉鎖循環式があります。

特に閉鎖循環式の陸上養殖は、IoTを活用するスマート養殖としても注目されており、新たに手掛ける事業者も増えてきました。

海面養殖に比べて環境に優しく、自然の影響を受けにくく、市場への流通ルートが短く済む、労働負担の軽減といったメリットがある反面、コストが高くなるのが課題です。

ランニングコストを抑え、より効率良く陸上養殖を行うために、IoTを活用したスマート養殖が注目されています。

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