体内に残留するアルコール濃度を検知できるアルコール検知器は、息を吹きかけるだけで数値を示す優れた機器です。
体内のアルコール濃度をスムーズに検知することができ、飲酒運転の撲滅につながります。
本記事では、アルコール検知器について詳しく説明するほかにも、数値基準についても解説します。
アルコール検知器とは?
アルコール検知器は、飲酒運転を防ぐために欠かせない機器といっても過言ではありません。
タクシードライバーやトラックドライバーといった業務に運転が欠かせない職種に携わる方だけでなく、一般ドライバーの飲酒運転撲滅にも役立てられています。
アルコール検知器は、体内にあるアルコール濃度を測定できる機器です。
血液採取や呼気採取など、さまざまな方法で体内に残留するアルコール濃度を測定できます。
主に呼気からアルコール値を測定していきますが、高確率で正確な測定結果を導き出すことが可能です。
通常、アルコールは胃や小腸から1時間程度で吸収されますが、血液から肺へもアルコールが巡ります。
呼気からアルコールが排出されることもあり、アルコール検知器で呼気採取を行うことでアルコール値を測定できる仕組みとなっています。
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アルコール検知器の種類
アルコール検知器には、半導体式ガスセンサーと電気化学式センサーの2種類があります。
半導体式ガスセンサー
半導体式ガスセンサーは、電気の抵抗値を利用した機器です。
酸素量に応じて電気の抵抗値が変化します。
アルコール濃度を計測した場合、飲酒している状態では酸素量が少なくなり、同時に電気の抵抗量も少なくなります。
価格帯や安く測定時間が短いのがメリットです。
また、感度が高いのも嬉しい点と言えるでしょう。
半導体式ガスセンサーは、小型で軽いため持ち運びにも便利です。
電気化学式センサー
一方で、電気化学式センサーは、アルコール成分を燃料とし電気を発生させて測定します。
飲酒をした状態で測定した場合、電気の発生量が多くなるのが特徴です。
電気化学式センサーは、アルコールにしっかりと反応する機器となっており、正確性に優れています。
また、耐久性も良いので、長く使用できるのもメリットと言えるでしょう。
現在、アルコール検知器は、さまざまなメーカーから多数販売されています。
それぞれメリットだけでなくデメリットもあるため、まずは製品ごとの特徴を確認してみることをおすすめします。
正確性はもちろんのこと、耐久性にも注目してみると適したアルコール検知器を手に入れることができるでしょう。
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飲酒運転とは?
飲酒運転は、ビールや日本酒、ワインなどアルコールを摂取した状態で運転することを指します。
少量のアルコールであっても、体内に残留した状態で運転すると道路交通法により罰せられます。
アルコール検知器を使用し呼気1リットル中にアルコール濃度が0.15mg以上測定された場合には、飲酒運転と判断され法律により罰せられるため注意が必要です。
また、血液採取の場合、血液1リットル中にアルコール濃度が0.3mg以上測定された場合には飲酒運転に当てはまります。
飲酒運転は、道路交通法台65条によりアルコール濃度が体内に残留された状態で運転した場合、罰金や罰則が科されます。
飲酒運転の行政処分
飲酒運転に当てはまる行政処分は、酒気帯び運転における呼気1リットル中アルコール濃度により3種類に分かれています。
- 呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg未満の場合、点数や免許の処分はありません。
- 0.15mg以上~0.25mg未満の場合には、点数は13点、さらに90日間の免許停止となります。
- 0.25mg以上の場合には、点数25点、さらに欠格期間2年の免許取り消しになるなど、重い処分が下されます。
これらの飲酒運転の行政処分は、アルコール検知器で測定された結果により罰則が下されますが、さらに飲酒運転の前歴がある方や飲酒運転と同様にスピード違反などがある場合には、より重い処分が科されることが一般的です。
アルコール検知器はお酒を飲んでいなくても反応する?
アルコール検知器は、お酒を飲んでいなくても食べたものや体調により反応することがあります。
また、ノンアルコールビールであっても少量のアルコールが含まれている可能性があるため、運転前には注意が必要です。
通常であれば、時間の経過とともにアルコール濃度の計測数値は下がりますが、飲酒量によって飲酒直後よりも高い数値を示すこともあります。
飲酒量やアルコールが分解されるスピードは人それぞれ違うので、十分な休息をとってから運転することを心掛けましょう。
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アルコール検知器の数値基準が下回っていても…
たとえアルコール検知器でアルコール濃度が数値基準を下回っていたとしても、少量のアルコールが体内に残っている可能性があります。
また、ビール一杯程度であったとしても、酔いを感じていなくてもお酒を飲んだら運転してはいけません。
アルコールが体内に入ってから、体内に巡るまでに数十分程度の時間がかかると言われています。
さらに、アルコールが十分に代謝されるまでに時間がかかるのも特徴です。
たとえ睡眠をとったとしても、体内のアルコールがすべて短時間で代謝されるわけではありません。
体内からアルコールがすべて代謝されるまでには、少なくとも4時間程度かかると言われているため注意が必要です。
道路交通法では、飲酒をしたら運転はしてはいけないと定められています。
「お酒を飲んだけど少量だから大丈夫」「アルコール検知器で基準を下回っているから」などと安心せず、お酒を飲んだら運転しないよう心掛けることが大切です。
酒酔い運転と酒気帯び運転の違い
「酒酔い運転」と「酒気帯び運転」の違いをご紹介します。
酒酔い運転
酒酔い運転は、まっすぐに歩くことができない状態や受け答えができない状態など、アルコールの影響を及ぼしている状態で運転することを指します。
アルコール検知器により測定された数値結果に関係なく、その場で検挙されるのです。
酒酔い運転で検挙された場合、5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
また、免許取り消しになるだけでなく、その後3年間にわたり新たに免許を取得することもできません。
酒気帯び運転
一方で、酒気帯び運転は、体内にアルコールが残った状態で運転することを指します。
アルコール検知器を使用し呼気採取を行い、呼気1リットル中0.15mg以上のアルコール濃度が検出された場合に酒気帯び運転と判断されます。
酒気帯び運転は、数値により罰則や罰金により違いがありますが、重い罰が科されることに違いはありません。
飲酒後どれくらいで運転できるのか?
お酒好きの方は、お酒を飲んでからどれくらいで運転できるのか気になるのではないでしょうか。
飲酒後の運転は、体内のアルコールが完全に体から代謝されるまでに個人差があるため、必ずしも安全に運転できる時間に決まりはありません。
飲酒運転を避けるためにアルコールを摂取した後は、運転しないことが大切です。
また、運転する予定がある方は、運転前に飲酒することは控えるようにしましょう。
まとめ
アルコール検知器は、一般ドライバーも手軽に使用できるものから高性能な業務用のものまでさまざまあります。
アルコール検知器を備えておくと、飲酒運転をしっかりと対策することが可能になります。
まずは、飲酒運転となるアルコール検知器の数値基準を把握し、飲酒運転を避けるために自分に適したアルコール検知器を備えておくと良いでしょう。